“仕事が辛い、もう辞めたい”そう感じた事はありませんか?
「自分が弱いから」「もうだめだ」と自分を責めてしまい、眠れない日もあるかと思います。
しかし、せっかく今まで頑張ってきた仕事。退職を決断をする前に自分の気持ちを整理し、解決方法を探してみましょう。
ぜひ一度足を止めて、この記事の内容を試してみてください。
【自己診断】仕事が辛いと感じると思う原因はなに?

「仕事を辞めたい・辛い」と思う背景には、必ず理由や原因があります。気持ちを整理するために、ジャンル別に分けて代表的な理由をみていきましょう。
自分の気持ちにあてはまるものをチェックしてみてください。
過労とストレス
- 残業続きで自由な時間がとれない
- 慢性的な疲労で以前に比べてミスが増えたり、集中が続かない
- 仕事の責任が大きくて裁量はあるが負担も大きい
厚生労働省が令和6年度に発表した「過労死等の労災補償状況」によると、請求数は4,810件と、前年度から212件の増加がみられます(参照:厚生労働省 令和6年度 過労死等の労災補償状況)。
データからもわかるように仕事での過度なストレスや長時間労働は、単なる疲労だけではなく、心身に深刻な影響を与えてしまうのです。
人間関係や環境の辛さ
- 派閥や陰口などが多く、いつも職場の人の顔色を窺ってしまう
- 業務範囲を超えた叱責や人格否定をされる
- 自分の意見や申し出など、尊重されていないと感じる
- 上司への報告・連絡・相談ができる雰囲気ではない
職場での人間関係は現在、深刻な社会問題として取り上げられています。
特にパワハラやモラハラなどは、自己肯定感の低下や不安感の増大に繋がります。メンタル不調や、うつ病、休職・退職、そして時には命に関わる深刻な要因です。
令和5年度の厚生労働省の実態調査報告によると、過去3年間でパワハラを受けたことがあると回答した割合は64.2%。セクハラは減少していると答えた割合が多かったものの、妊娠・出産・育児休業等ハラスメント、介護休業等ハラスメントなどは「件数は変わらない」の割合が最も多くなりました。
引用:厚生労働省 職場のパワーハラスメントに関する実態調査報告書
キャリアや将来への不安
- 自分の給与や会社からの評価が貢献度に見合っていないと感じる
- この仕事を将来的にずっと続けているイメージが湧かない
- 自分が成長している実感がない
- 上司からキャリアについて話がなく将来性を感じられない
将来への不安も、仕事を辞めたくなる大きな要因です。
「このまま本当にキャリアが進展するのだろうか?」という疑問があると、将来に対する不安が募り、また仕事への意欲が減退してしまいます。
原因別の「辞めたい気持ち」を乗り越える方法

仕事が辛いと感じたとき、ただ耐えるだけではなく、状況を改善するための具体的なアクションを取ることが重要です。
ここでは、先ほどチェックした原因ごとの解決策をご紹介します。
【過労とストレス】働き方を見直してみる
過労やストレスは、自分の努力だけでは解決が出来ません。周囲に働きかける事も大切です。
例えば、「自分一人でこの量をこなすのは難しい」と上司に相談する事で業務量の調整に繋がるかもしれません。その際は、具体的な業務量のリストを持参すると把握しやすくなります。
また、趣味を持つこともストレス発散に役立ちます。サウナやマッサージに通うなど、忙しい日常から離れて心身を癒す事も大切です。
【人間関係の悩み】信頼出来る人に相談する
派閥、無視や陰口など人間関係の問題は、一人で抱え込まず信頼できる上司や同僚に相談し、客観的な意見を聞く事も大切です。
深刻なパワハラやモラハラなどが問題の場合、音声メモに残すなど記録をとることで、証拠となり問題解決に繋がります。

【キャリアや将来への不安】目標を再確認する
キャリアに不安がある場合は、自分のキャリアビジョンを明確にし、目標に向けて行動することが大切です。
今の仕事で得られた経験やスキルを紙に書き出すと、現在の自分を客観視することができるでしょう。
自己分析を行うことは、現在の職場がその目標に合っているかを再確認できるきっかけになります。
ちょっと待って!辞める前に確認したい5つの事

仕事を辞めるべきかどうか悩んでいるとき、感情的に行動するのではなく冷静に判断する事が大切です。 「辞める」「辞めない」どちらの選択をしても、後悔しないために5つの大事なポイントを確認していきましょう。
気持ちの整理をする
辞めたいと思う理由や不満などの感情を整理をすることで、「一時的な感情」なのか、「根本的な問題」なのか見えてきます。
ただ気持ちを整理するといっても、考えすぎると精神的に疲れてしまいます自分の現状や気持ちを紙に書き出してみましょう。
言語化することで気持ちを整理することが出来て、衝動的になる感情を抑えられるはずです。
問題解決ができないか考える
辞める決断をする前に改善できる方法はないかを、考えてみましょう。
上司に相談したり、部署変更したりと解決出来る可能性があるのなら、それを試したうえで判断する方が納得感を持てます。
仕事以外の悩みや不安を見直す
辞めたいと思う気持ちの背景には、仕事以外の要因が影響している可能性があります。一度睡眠不足や体調不良など、生活全体を見直してみてください。
生活を整えることで仕事に向き合い、辞めるべきかどうかを冷静に判断することができるでしょう。
生活費・貯金を把握する
衝動的に仕事を辞めてしまうとその後の生活に大きく影響します。
毎月の生活費や、貯金を数字で把握することで、「辞めても大丈夫なのか」「もう少し準備するべきか」などが明確になります。
専門家に相談する
一人で考えると堂々巡りになってしまう場合は、専門家に相談しましょう。
問題解決に繋がる専門家はいくつかあります。
- キャリアコンサルタント:将来性のキャリアプランを整理
- 労働相談窓口:パワハラや労働条件の問題を相談
- ファイナンシャルプランナー:生活費や貯金の見通しを相談
専門家を頼る事で気持ちが整理され、新たな視点で問題に取り組むことができます。
それでも辞めたい時はどうしたらいいの?

それでも辛くて辞めたいと思ったときは、感情に流されてすぐに辞めてしまうのではなく、冷静に状況を見つめ直すための工夫が大切です。
1か月の猶予を設ける
感情的になってすぐに結論を出すのではなく、まずは“1か月”と区切りをつけて考える時間を作りましょう。その間に解決策が見つかったり、辞めた後の転職活動についても計画的に検討できるはずです。
仕事との距離を置く
有給休暇などを利用して、旅行や帰省することで仕事と距離が生まれ、心身ともにリフレッシュされます。仕事以外の時間を大切にすると心が回復しやすくなり、「もう少し頑張ろう」と気持ちが和らぐこともあります。
小さな目標設定をしてみる
「今週はあと3日だけ乗り切ろう」「次の給料日まで頑張ろう」と小さな目標を設定しましょう。目標達成することで、自信に繋がりモチベーションを取り戻すことができます。
感情で判断する前に分析と解決策を考える事が大切

「仕事が辛くて辞めたい」と思う気持ちは、決して甘えやわがままなどではありません。
しかし、感情的に判断するのは退職後の生活や、転職にも大きく影響してきます。辞めるという決断は人生における大きな選択ですから、慎重に判断する必要があります。
そのため、自分の気持ちや状況を分析・整理し、解決策を考える事が大切です。
無理を続けることで心身の健康に深刻な影響を及ぼす場合もあるため、自身の健康と幸せを最優先に考え、必要であれば専門家のサポートを受けることも検討しましょう。






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