コーチング体験談:「使命感」の呪縛を解き、自分の「楽しい」を取り戻すまで

コーチング体験談:「使命感」の呪縛を解き、自分の「楽しい」を取り戻すまで

私は長年、「自分がやらなければ」という強い使命感に突き動かされてきました。

しかし、その正体は、常に何かに追われているような、実体のないモヤモヤとした焦燥感でした。

今回は、コーチングを通じて私が気づいたこと、日常がどう変わったのかを、そのままお伝えします。 

近藤みつきさん
  • 執筆者:近藤みつき
  • 年齢:30代
  • 本業:事務職
  • 事務職9年の経験を通じ、「正確に伝えること」の大切さを実感。もともと文章を読むことが好きで、暮らしや仕事で悩む誰かに寄り添える記事を届けたいという思いからライターの道を選びました。

「答えは自分の中にある」という言葉への冷めた感情

コーチングを受ける前の私は、毎日「なんとなく、このままでいいのだろうか」という言語化できない不安を抱えていました。

自己啓発本を読むと、必ずといっていいほど「答えは自分の中にある」と書いてあります

近藤みつき

しかし当時の私は、「自分一人で考えて答えが出ないから困っているのに、誰かに相談しても同じではないか」と、どこか冷めていました。

それでも半信半疑のまま、コーチングを受けてみることにしたのです。 

モチベーショングラフで見つけた『使命感スイッチ』の正体

そんな私の転機となったのは、コーチと共に作成した「モチベーショングラフ」のワークでした。

過去の充実していた時期と、どん底だった時期を可視化していく中で、私は自分の行動原理に「使命感スイッチ」という大きな価値観が潜んでいることに気づきました。

近藤みつき

私のエネルギーは最大化する「誰かの役に立たなければ」「自分がこの場を回さなければ」というスイッチ。このスイッチこそが、知らず知らずのうちに自分を苦しめる原因にもなっていました。 

「やりたい」が「しなきゃ」に変わる瞬間の発見

セッションを重ねる中で、私は一つの事実に気づきました。

最初は純粋な「やりたい」から始まったはずの物事が、強い使命感ゆえに、いつの間にか「しなきゃ(義務)」へと変質していたのです。この変化に気づいた瞬間、悩みの正体がわかり、すっきりしました。

しかし、長年染み付いたこの思考パターンをどうコントロールすればいいのか、見当もつきませんでした。

途方に暮れる私に、コーチはアドバイスしてくれました。

コーチ

「その選択をする時、今のあなたは楽しいと感じていますか?」

この言葉は、常に「役に立つか、立たないか」で判断していた私にとって、盲点をつかれたような衝撃でした。

「名もなき仕事」の先回りをやめ、自分の意志を伝える

コーチングを経て、私は「頼まれてもいない先回り」をやめ、自分の意志を言葉にできるようになりました。 

以前の私は、周囲が困らないようにと、コピー機の用紙補充や備品の在庫管理など、「自分がやるべきこと」として無意識に引き受けていたのです。

近藤みつき

しかし今は、何かアクションを起こす前に一呼吸置き、「今、私はこれをやりたくてやっているか?」と自問自答しています。

行動の変化は、 見積もり依頼の場面でも現れました。

以前の私なら「念のため」と5パターンの見積もりを作成していましたが、「今の私のリソースでは、この2パターンを丁寧に仕上げるのが一番楽しいし、質も担保できる」と判断できるようになりました

そして依頼主に対し、「私がベストを出せるのはこの2案です。ほかに必要なものがあれば改めてお伺いさせてください」とはっきりと伝えられたのです。

誰かのための「名もなき仕事」を無意識に自分の仕事にするのをやめたことで、私の中に、自分自身の仕事に集中するための「楽しい」という心の余白が生まれました

近藤みつき

コーチングは、私に「自分を大切にしながら、成果を出す」という新しい過ごし方を教えてくれました。

担当コーチはどんな存在でしたか?

私にとってコーチは「夜道を照らす懐中電灯」だった

コーチは、進むべき方向を指示する「先生」ではありませんでした。

例えるなら、真っ暗な夜道で私の足元をそっと照らしてくれる「懐中電灯を持った伴走者」だと感じています。

どこへ行きたいのかを決めるのは私自身ですが、暗闇の中で足元が見えず立ちすくんでいる時、隣で静かに光を当ててくれる存在

その安心感があったからこそ、私は自分の内側にある「本音」に手を伸ばすことができたのだと確信しています。

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