フリーランスとは、特別なスキルや才能がある人の働き方だと思っていませんか?
統計により差はありますが、フリーランス実態調査によるとここ10年でフリーランス人口は39.1%も増えており、働き方のスタンダードになりつつあります(参照:「フリーランス実態調査 2024年」を発表)。
本記事では、フリーランスの具体的な仕事内容から、年収を上げるための実践的なコツまでを網羅して解説します。
最後まで読むことで、フリーランスの全体像が掴めます。働き方の1つとして、もしもの際の選択肢にもなるでしょう。
フリーランスとは何をする人?働き方や違いなど

フリーランスとは、特定の企業や組織に属さず、個人として専門スキルや知識を活かして仕事を受注し、報酬を得る働き方です。働き方やスタイルを定義する用語であり、業種・職種は問いません。
フリーランスの契約形態(業務委託契約の種類)
雇用契約ではなく、業務委託契約を結びます。業務委託契約の種類は、請負契約・準委任契約・委任契約の3種類です。
それぞれの主な違いは、以下の通りです。
| 業務委託契約の種類 | 内容 | まとめ |
|---|---|---|
| 請負契約 | 仕事を完成させることが前提 完成した成果物を重視 完成しない場合は報酬が発生しない | 完成重視の契約 |
| 準委任契約 | 作業や対応を行うことが前提 成果の完成は必須ではない 丁寧で適切な対応が求められる | 作業・対応重視の契約 |
| 委任契約 | 法律手続きを代行する契約 法律に関わる行為のみが対象 手続きを適切に行えば結果は問われにくい | 法律手続き代行の契約 |
また、実際の取引では分類が難しい混合契約と呼ばれる契約も存在します。
個人事業主の違い
フリーランスは法律上の定義がありません。個人事業主は、税務署に「開業届」を提出して個人で事業を営む人を指し、税制面などで利点が得られます。
フリーターの違い
フリーターは主にアルバイトなどの「雇用」形態で働く人を指し、企業と雇用関係にある点がフリーランスと大きく異なります。
そのため労働基準法が適用され、最低賃金や労働時間の保証があるのが特徴です。
フリーランスの仕事例

フリーランスとは、働き方や仕事のスタイルを表す言葉であり、特定の業種や職種を指すものではありません。
多くの分野で活躍していますが、ここではその中から代表的な5つの職種を紹介します。いずれもパソコンとインターネット環境があれば始めやすく、時間や場所に縛られず、個人で完結しやすい仕事です。
| 職種 | 内容 |
|---|---|
| ライター | 書籍や雑誌、Webメディアの記事や原稿などの文章を書く仕事 特別な資格の必要はなく未経験からでも始めやすい |
| エンジニア | それぞれの専門スキルが必要 システムエンジニア、Webエンジニアなど スキルを習得すれば未経験からフリーランスになれる可能性もある |
| コンサルタント | 企業の課題解決をサポートする仕事 専門知識や高いスキルに加え論理的思考能力が必要 コンサルティング会社で経験を積み、独立をしていくのが一般的 |
| デザイナー | デザインで課題を解決する仕事 Webデザイナー、UI・UXデザイナーなど 専門的な学校以外にWeb講座でスキルを習得することも可能 |
| マーケター | 商品やサービスが売れる仕組みを作る仕事 市場調査、データ分析などから、顧客の求めるものを把握 Webに特化したWebマーケターの需要も高い |
フリーランスになるために、必要な準備と手続き

フリーランスは会社員とは違い、バックオフィス業務を全て自分で行います。フリーランスとして必要な準備と手続きを知り、活動開始に備えていきましょう。
独立資金・生活資金を貯めておく
最初は思うように仕事が得られず、報酬の入金までに時間がかかることは珍しくありません。仕事に必要な独立資金と、収入が安定するまでの生活資金の確保があると安心です。
会計処理や確定申告を行うソフトウェアを準備する
会計処理や確定申告を自分で行う必要があります。帳簿付けや確定申告などの経理処理の手間の軽減に、開業前に会計ソフトを導入しておくのがおすすめです。
健康保険・年金の切り替え、加入手続きを行う
会社を退職しフリーランスになる場合、勤務先の健康保険から国民健康保険(または任意継続)・厚生年金から国民年金への切り替えが必要です。
- 雇用保険の離職票など退職の確認できるもの
- 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)
- マイナンバーがわかるもの
特定の職種では、健康保険組合に加入できる場合もあります。
開業届の提出、個人事業主になる
事業として継続した所得が得られそうな場合は、税務署への開業届の提出が必要です。
フリーランスが仕事を獲得する方法

フリーランスとして継続的な仕事を獲得していく方法は主に4つです。やり取りや、その後の対応により継続につながることもあります。
丁寧で誠実な対応はすべてに共通して心掛けましょう。
知人・友人から紹介を受ける
仕事依頼で一番耳にするのが、知人・友人を通じて仕事を紹介してもらう方法です。これまで培った人脈をフル活用しましょう。
企業から直接受注する
前職の繋がりで、企業から直接仕事を受注する人もいます。求人サイトで業務委託契約を掲載している場合もあるので、定期的に確認しましょう。
SNSで宣伝活動を行う
WebページやSNSを活用し、ポートフォリオや過去の実績を掲載してください。インターネット上で情報を発信することで知ってもらい、仕事につながるきっかけが作れます。
クラウドソーシングやエージェントサービスを利用する
自分のスキルにあった案件をクラウドソーシングやエージェントサービスで効率よく探すことも可能です。報酬から手数料などが差し引かれますが、報酬未払いも防止できるサービスもあり、フリーランス初心者にもおすすめです。
フリーランスが年収を上げるためのコツ

フリーランスとして安定的に稼ぐにはどのようにしたらよいでしょうか。ここでは年収を上げていくコツを5つ紹介します。
| アクション | 特徴・メリット |
|---|---|
| スキルの向上 | 常に比較されるため高いスキルが必要 発注量に直結するスキル差 継続的なスキル向上の必須化 |
| SNSの活用 | SNS発信を起点とした案件獲得 仕事内容の可視化と相手への伝達 発信内容に基づくクライアントの依頼検討 |
| クラウドソーシングを活用 | 個人営業では困難な案件の開拓 大手企業案件の受注可能性 |
| エージェントサービスを活用 | 個人の適性に合った案件紹介 キャリアアップやスキルアップへのサポート体制 |
| ポートフォリオの作成 | スキルや実績を証明する魅力的なポートフォリオ プロジェクト記載による明確な実績提示 |
まとめ

フリーランスは、時間や場所に縛られない自由な働き方が魅力です。職種の多様化やリモートワークの普及により、フリーランスの活動をする人が増加しています。
安定して収入を得るには、フリーランスとしての活動を日ごろから人に伝えておくことや、交流会などを積極的に活用し人脈を作るのも大切です。意外なところから仕事の依頼につながる場合もあります。




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