副業の平均時間を徹底調査！隙間時間で始められる人気の仕事も紹介

副業を始める理由は色々あり、収入の増加・スキルアップとキャリア形成・やりがいや気分転換など人それぞれです。

コロナ禍後、収入が減少し副業を始める人も増えています。厚生労働省より「副業・兼業の促進に関するガイドライン」が出されているように国も副業を推奨しており、副業する人は増加傾向です。

しかし、副業に充てる時間は人それぞれです。「みんなどれくらいの時間を副業に充てているの？」「忙しくて時間の確保が難しいけど他の人は無理なく続けられているの？」などの疑問があるかと思います。

ここでは、実際にみんなが副業時間にどれくらいの時間をかけているのか解説します。

みんなの副業時間の平均はどれくらい？

実際に副業をしている人の多くは、本業や家事や育児の合間を活用してコツコツと続けています。また、平日と休日や年代別で異なってきます。

ここでは、副業に使う平均時間を見ていきましょう。

仕事の日と休みの日で副業に使える時間の違い

2024年7月の厚生労働省労働基準局労働条件政策課のデータによると、1週間あたりの副業の時間は5時間以上10時間未満が27.6％と最多でした。10時間以上20時間未満で26.7%、5時間未満が22.3％の順となっており、1日あたり1～2時間程度を副業に充てている人が多いとわかります（参照：厚生労働省 労働時間法制の具体的課題について 令和7年6月16日）。

引用：パーソナル総合研究所 第二回副業の実態・意識に関する定量調査

また、2021年8月のパーソナル総合研究所の調査結果によると、仕事の日の副業平均労働時間は2.56時間、休みの日は4.48時間という結果に。休みの日にまとまった時間をとって作業するケースが多いということがわかります。

年代別の副業平均時間データ

副業に使う時間は年代によっても差があります。パーソル総合研究所の調査によると、若い人ほど副業時間は長い傾向があります。

引用：パーソナル総合研究所 第四回　副業の実態・意識に関する定量調査

50代は平均21.7時間なのに対し、20代は平均23.9時間と最も長く、副業実施者の過重労働も問題になっています。

無理なく副業を続けやすい時間の目安とは？

最初から長時間の副業をすると疲れて続きません。副業は長く続けることが大事なので、切羽詰まって毎日行わなきゃと思わずに、自分のペースで行うように心がけましょう。

理想は、1日1〜2時間程度、週に10時間程度です。このくらいなら、本業・家事・育児との両立がしやすく、少しずつ成果が見えやすくなります。

限られた時間で副業を長く続ける為のコツ

副業を始めてみたけど続かなかった方も多いと思います。副業は隙間時間を確保してコツコツと続けることで、収入にも繋がってきます。

隙間時間を活用する時間管理術

副業を続けるには、隙間時間を活用することが大切です。休日や夜にまとまった時間を作ろうと思わず、毎日の生活の中で少し副業の時間を作りましょう。

朝起きて30分～1時間だけやる、子どもがお昼寝の間にやるなど、隙間時間でも少しずつ取り組めます。できれば、毎日の生活リズムに組み込めるように、ある程度決まった時間に取り組むのがおすすめです。

体調管理に気をつける

本業や家事・育児の隙間時間に副業を行うため、体調管理も大切となります。なぜなら、無理に副業を行なうと体調を崩して本業にも影響が出る可能性があるからです。

解決方法は、睡眠時間を確保し最低でも週1回は休むことです。 無理なく続けられるように、副業と休息の時間を分けて体調管理をしましょう。

モチベーションを保つ

「月1万円のプチ収入を目指す」「50万円貯まるまでする」「将来のスキルアップに繋げる」「ここまで終わったら美味しいものを食べに行く」など、明確な目標やご褒美があるとモチベーションを維持しやすくなります。

また、小さな成果をしっかり実感することでやる気に繋がります。

隙間時間でできる副業

スマホやパソコンさえあれば自宅でできる副業はたくさんあります。

データ入力・文字起こし

決められたフォーマットに入力するだけの仕事も多く、1日30分〜1時間でも進められます。コツコツと作業できる方におすすめです。

Webライター

得意なテーマで1,000字程度の記事作成なら、夜や休日に少しずつ取り組めます。また、専門性のあるジャンルに特化すれば単価も上がります。ただし、専門知識を求められる案件も多く、事前学習が必要な場合もあります。

アンケートモニター

スマホで回答するだけなので、通勤中や家事の合間にも可能です。ただし、毎日行わないと高額報酬にはなりません。

フリマアプリ（メルカリ・ラクマなど）

家の不用品を出品するだけなので初期投資は不要です。包装などの手間は多少かかりますが、隙間時間で出品・発送ができます。

ポイントサイト・アプリ案件

ゲームやサービス登録など、ちょっとした空き時間に取り組めます。大きくは稼げないので、コツコツ取り組みましょう。

オンラインショップ運営（ハンドメイド・仕入れ販売）

ハンドメイド作品やセレクト商品を販売し収益を得ることができます。SNS発信と組み合わせれば長期的な収益化も可能です。ただし、専門的な知識や技術が必要になります。

在宅事務・経理サポート

パソコン操作に慣れていれば、企業のリモート事務を請け負えます。

業務内容はデータ入力や書類整理、メール対応などが主で、経験やスキルに応じて時給単価が高くなる傾向があります。本業の経験を活かしやすく、安定した収入源になり得る仕事です。

Webデザインやプログラミング学習＋仕事受注

時間がある方や専業主婦など、勉強と実践を並行してスキルを育てやすい仕事です。しかし、知識習得の為にスクール代がかかる場合もあります。

YouTubeやブログ運営

収益が出るまでには時間がかかりますが、毎日数時間投資できるなら将来的に大きな収入源になります。

ブログ運営は、テーマ選定やSEOの知識が必要ですが、執筆自体は隙間時間でも進めやすい副業です。一方、YouTube編集は、動画カットやテロップ入れ、音量調整など専門的な知識やソフトの操作スキルが必要になります。

短時間でも収入アップを目指すポイント

短時間で収入を増やすポイントは、「スキルを活かして高単価な仕事をする」ことです。つまり、「単価を上げる工夫」が必要となります。

例えば、

• 得意分野に特化して仕事を受ける
• 評価や実績を重ねてより良い条件の案件に挑戦する
• 作業効率を上げる為に、AIやテンプレートを活用する

例えばWebライターなら、「医療」「美容」「育児」など専門性のあるジャンルに絞ると単価は上がりやすいです。また、良い記事を書くことにより継続案件に繋がる為、収入はぐっと増えるようになります。

まとめ

副業の平均時間は、1日あたり1〜2時間程度です。また仕事のある日と休みの日でも副業時間は変わってきます。

大切なのは、無理せずにコツコツと副業を長く続けることです。

スマホやパソコンがあれば始められる副業は豊富にあります。まずは1日1時間など、無理のない範囲で自分に合った仕事を見つけてください。

継続してスキルを磨き、高単価な仕事にステップアップすれば、あなたの未来は大きく変わるでしょう。