育休中に資格の取得を検討しているけれど、「本当に意味があるのかな?」と悩んでいませんか?
SNSや口コミで「育休中の資格取得は無駄」といった意見を目にすると、頑張ろうとしていた気持ちが揺らいでしまいますよね。
確かに、資格を取得したからといってすべての人が復職、転職が上手くいくわけではありません。
ですが、本当に重要なのは「自分の目的に合った資格を選べるか」ということです。
本記事では「無駄」と言われる理由や挑戦すべきかの判断基準、そして後悔しない資格の選び方や補助金制度も合わせて紹介します。
育休中の資格は無駄と言われる3つの理由

育休中の資格取得が「無駄」と言われるのには、主に3つの理由があります。
勉強時間を確保しにくい
育休中は子育てが最優先になるため、まとまった勉強時間の確保が難しいのが現実です。
赤ちゃんのお世話は予測がつかず、夜泣きや赤ちゃんの体調不良で計画が変わることも珍しくありません。
「毎日2時間勉強する」と決めても、実際には数十分程度しか確保できず、勉強が思うように進まないケースも多いでしょう。
勉強が進まないと、モチベーションが低下し、途中で挫折してしまう人も多くいます。
資格だけでは成果につながらないケースがある
目的を決めずに資格を取得しても、復職や転職が成功するとは限りません。
例えば、ITパスポートやFP3級といった資格を取得しても、実務経験がなければ、採用試験で評価されにくいケースがあります。
また、資格取得に時間と費用をかけたのに、復職後に資格と関係のない業務へ配属されるなど、学んだ知識を直接活かせない場合もあります。
育児を優先すべきという考え方がある
育休中は、やることや考えることが非常に多く、心身の負担を感じる場面があります。
赤ちゃんの寝かしつけや授乳、健診、発育の心配、といったように気がついたら一日があっという間に過ぎてしまいますよね。
その中で「育児を優先しなければ」というプレッシャーから、「今勉強していていいのかな」と感じてしまう方もいるでしょう。
育休中の資格取得をおすすめできる人・できない人

ここまでは「無駄」と言われる理由を整理しました。では、実際に自分は資格取得に向いているのでしょうか。
資格取得がおすすめな人
以下のような条件に当てはまれば、育休中の資格取得は十分に価値があります。
- 復職や転職の具体的な目標がある人
- 比較的短期間で取得できる資格を狙っている人
- 育児をサポートしてくれる環境がある人
「企画職への異動」や「独立」など明確なキャリアプランがあれば、今取るべき資格が絞りやすくなります。
また、MOSやITパスポートといった比較的短期間で挑戦できる難易度の資格を選べば、育休中の資格取得は十分に可能です。
今は資格取得を優先しなくてもよい人
一方、あなたが以下のような状況なら、今すぐに資格取得を急ぐ必要はありません。
- 復職までに必要な学習時間を確保できない人
- 取得したい資格を復職後の業務や希望するキャリアにどう活かすか決まっていない人
- 育児による睡眠不足や体調不良が続き、勉強時間や休息を確保できない人
ご自身の復職予定日から逆算したとき、挑戦したい資格の学習スケジュールが十分に確保できない場合は、無理に取り組む必要はないでしょう。
取得したい資格を復職後の職種や業務にどのように活かすのか、具体的にイメージできていない場合も取得を急ぐ必要はありません。
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【後悔しない資格の選び方】復職・転職につながる2つの判断基準

自分が資格取得に取り組む時期だと判断できたら、次は「どの資格を選ぶか」が大切です。
目的に合った資格を選ぶ
最も重要なポイントは、自分の目的に直結した資格を選ぶことです。
よくある失敗パターンは「何か資格を取りたい」という漠然とした思いで、人気の資格や取りやすい資格に飛びついてしまうケースです。
そうなると、キャリアに直接活かせない可能性があります。
勉強時間や難易度に合った資格を選ぶ
復職・転職に役立つ資格であっても、勉強時間や難易度が自分に合っていなければ、挫折する可能性が高まります。
育休中の勉強時間は限られているため、1週間に確保できる時間を算出し、試験日までに必要な学習時間を確保できる資格を選びましょう。

【目的別】復職・転職につながるおすすめ資格

では実際にどのような資格を選べばいいのか、目的別に見ていきましょう。
| 目的 | おすすめ資格 | 特徴・メリット |
|---|---|---|
| 復職後の仕事に活かしたい | FP | 営業職(金融、保険、不動産など)の顧客対応スキルアップ |
| MOS | 事務職の実務スキルを証明 | |
| 簿記 | 経理・財務職の基礎知識が習得可 | |
| 転職・キャリアアップを目指したい | ITパスポート | IT業界への転職の基礎資格 |
| メンタルヘルス・マネジメント検定 | 人材開発関連・人事職向け |
復職後の仕事に活かしたい人向け
現職への復帰や関連職種への復職を考えているなら、現在の業務に直結した資格がおすすめです。
- 金融系や保険系の営業職:FPを取得すれば、顧客のライフプランニングに関する知識が身につき、営業トークの幅が広がります。
- 事務職:MOSで実務的なパソコンスキルを証明できます。
- 経理・財務職を目指す:簿記がおすすめです。基本的な会計知識を習得でき、復職時の即戦力感が高まります。
転職・キャリアアップを目指す人向け
新しい業界への転職、キャリアアップを考えているなら、希望職種の求人票を確認し、応募条件や歓迎要件に挙げられている資格を選びましょう。
- IT業界への転職を考えている:ITパスポートは初心者向けの基礎資格として最適です。将来的には情報セキュリティマネジメント試験などの上位資格へのステップアップも可能です。
- キャリアカウンセラーや人事職を目指す:メンタルヘルス・マネジメント検定も価値があります。
補助金・教育訓練給付制度も活用しよう

資格取得にかかる費用が心配な場合、以下のような公的な補助制度が活用できます。
- 教育訓練給付制度
- 自治体独自の補助金
教育訓練給付制度は、厚生労働大臣が指定する講座を一定の条件で受講・修了した場合に、教育訓練の区分に応じて受講費用の一部が支給される制度です。
対象講座にはご紹介したMOS、医療事務などがあり、一般教育訓練に指定されたこれらの講座の場合、受講費用の20%(上限10万円)が支給されます。
なお、IT・デジタル系講座や専門的な職種を目指す講座など(特定一般・専門実践教育訓練)では、資格取得や就職等の要件を満たすことで最大50%〜80%の支給を受けられる場合もあります。
また、自治体によっては独自のキャリア支援制度を実施していることもあります。
復職支援セミナーや資格取得の補助金が用意されていないか、お住まいの市区町村に問い合わせるのもよいでしょう。
(参照元:厚生労働省 教育訓練給付金)

まとめ

育休中の資格取得が「無駄」と言われるのは、勉強時間の確保の難しさ、資格だけでは成果につながらないケース、そして育児の負担の大きさが背景にあります。
だからこそ重要なのは「自分の目的に合った資格を、現実的な難易度で選ぶ」ということです。
今は資格取得を急ぐ必要はありません。学習時間を確保できるようになったら、希望するキャリアに合う資格を検討しましょう。教育訓練給付制度なども活用すれば、経済的な負担を大幅に減らせます。
まずは、今後の働き方をふまえて、どんな資格が活かせそうか、資格検索サイトで調べてみるのはいかがでしょうか?
現場で通用する応用力を磨きたい方は、プロの講師から直接フィードバックが受けられるスクールも検討してみてください。

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