育休中で収入が減り、家計のやりくりに不安を感じていませんか。
「副業をしてみたいけれど、育児休業給付金が減ってしまうのでは」「そもそも育休中に働いてもいいのだろうか」と、迷っている方も多いはずです。
実際のところ、育休中でも副業は可能です。ただし、就業日数や労働時間、雇用形態によって給付金への影響が変わってくるため、正しい知識が欠かせません。
この記事では、育休中の副業に関する制度のポイントから、給付金への影響をケース別にシミュレーションした内容、さらに育児と両立しやすいおすすめの副業までまとめて解説します。
【結論】育休中は副業で収入を増やせる!条件を守れば可能

育休中でも、一定のルールを守れば副業をしながら収入を増やせます。
ただし「働きすぎ」と判断されると、育児休業給付金が減額されたり支給されなくなったりするおそれがあります。
具体的には、就業日数や時間に上限が設けられており、この範囲内であれば給付金は満額のまま受け取れます。雇用形態によってもルールの適用が変わるため、注意が必要です。
育児休業給付金に影響する2つの壁

育休中の副業で気をつけたいポイントは、「時間の壁」と「雇用形態の壁」の2つです。
【時間の壁】月10日以内かつ80時間以内ルール
育児休業給付金をそのまま受け取るためには、支給単位期間ごとの働き方に上限があります。
具体的には、「就業日数が10日以下」 または 「就業時間が80時間以下」 のどちらか一方を満たしていれば、給付金は支給対象となります。
これは、育休中に「働きすぎている」と判断されないための基準です。そもそも育休は育児に専念するために仕事を休む期間となっています。
働く時間が長ければ休業は不要とみなされ、給付金が減額または不支給になる可能性があります。
例を下記の表にまとめました。
| 例 | 日数 | 時間 | 給付金 |
|---|---|---|---|
| OK | 5日 (10日以内) | 制限なし | 満額 *日数が10日以内のため |
| OK | 15日 | 70時間 (80時間以内) | 満額 *時間が80時間以内のため |
| NG | 15日 | 90時間 | 不支給 *日数・時間ともに上限を超えているため |
※判定の基準となる期間は「カレンダー上の1日〜末日」ではなく、育休開始日を起算点とした1ヶ月ごと(支給単位期間)となります。
(参考:育児休業等給付について|厚生労働省)
【雇用形態の壁】業務委託・アルバイト・フリーランスの違い
アルバイトやパートのように会社に雇用される働き方は、就業日数・時間としてカウントされやすい傾向があります。
一方、業務委託やフリーランスとして案件を請け負う場合は、労働時間の管理がしづらいため、扱いが異なるケースもあります。
たとえば、クラウドソーシングでWebライティングの案件を受注する場合、成果物に対して報酬が支払われる業務委託契約が一般的です。いつ・どれくらい作業したかは自己申告・自己管理が基本となるため、継続的な作業が発生していれば、実態に応じて就業とみなされる可能性があります。
実際の働き方に応じて判断されるため、ケース別に給付金への影響をシミュレーションしておきましょう。
| ケース | 働き方の例 | 給付金への影響 |
|---|---|---|
| A | 月3日、1日2時間の在宅ワーク | 影響なし(満額受給の可能性が高い) |
| B | 月8日、1日3時間程度の業務委託 | 日数・時間とも範囲内で影響なし |
| C | 月15日、ほぼ毎日1〜2時間稼働 | 日数は多いが、総時間が80時間以内であれば支給対象 (※実態の作業時間の管理・把握が必要) |
自分の働き方がどのケースに近いかを確認し、無理のない範囲でスケジュールを組むことが大切です。
育休中に挑戦しやすい副業3選

育休中の副業には、「すきま時間でできる」「在宅で完結する」という条件が欠かせません。
数ある選択肢の中でも、初心者でも始めやすく、育児と両立しやすいのは以下の3つです。
- Webライティング
- オンラインアシスタント
- 音声配信・ブログ
Webライティング:すきま時間で文章力を磨く
Webライティングは、パソコン1台あれば始められる、育休中の副業として人気の高い仕事です。クラウドソーシングサイトに登録すれば、初心者向けの案件も多く見つかります。
子どもが昼寝している間や、パートナーが見てくれている時間など、細切れの時間を活用しやすいのも魅力です。
たとえば、1記事2,000〜3,000字程度のコラム執筆であれば、慣れれば数時間で仕上げられるようになります。

オンラインアシスタント:事務スキルを活かす
オンラインアシスタントは、これまでの事務・秘書経験を活かしやすい在宅ワークです。
企業や個人事業主のスケジュール管理、資料作成、メール対応などを代行する仕事で、正社員時代のスキルをそのまま活用できます。
たとえば、週に数時間だけメール対応を請け負うといった、育休中の生活リズムに合わせた働き方も可能です。
音声配信・ブログ:納期ゼロで実績の種をまく
音声配信やブログは、納期に追われず自分のペースで続けられるのが最大の魅力です。
案件ベースの副業と違い、自分で発信するスタイルのため、子どもの体調や生活リズムに合わせて柔軟に取り組めます。
すぐに収益化するのは難しいものの、育休中にコツコツ積み上げておくことで、復職後の資産になる可能性があります。

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育休中の副業で失敗しないための4つの注意点

副業を始める前に、トラブルを避けるための以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
- 育休中の就業ルールを確認する
- 保活への影響を確認する
- 案件選びの重要性を見極める
- 年間20万円以上は確定申告を忘れない
育休中の就業ルールを確認する
まず大前提として、会社の就業規則を確認することが欠かせません。
育児休業給付金の制度上は副業が認められる範囲であっても、会社の就業規則で副業を禁止している場合もあります。ルール違反になれば、復職後の関係にも影響しかねません。
保活への影響を確認する
副業を始める際は、保育園の「保活」への影響も見落とせないポイントです。
自治体によっては、育休中に就業している時間や日数によって、保育園の利用調整に影響することがあります。
たとえば、就業時間が一定以上になると「保育の必要性が高い」と判断され、保育園を利用しやすくなる可能性があります。
ただし、副業でしっかり働いていると保育の必要性が高いとみなされるため、逆に育休延長は通りにくくなる可能性があります。
案件選びの重要性を見極める
副業を始めるときは、信頼できる案件かどうかを見極めることも重要です。
「初心者歓迎」と謳っていても、面談したらスクールへの入会を促される場合もあります。
自己投資になるのであればいいのですが、稼ぐはずが逆に詐欺に遭ってしまったということがないように注意しましょう。

【年間20万円以上】確定申告を忘れない
副業の所得が年間20万円を超える場合、原則として確定申告が必要です。
給与所得者が副業を行う場合の一般的なルールで、申告を怠ると後から追徴課税が発生する可能性があります。
所得とは、収入から必要経費を差し引いた金額です。
たとえば、Webライティングで年間30万円の報酬を得て、経費が5万円だった場合、所得は25万円となり申告対象です。
(参考:所得税の確定申告|国税庁)
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まとめ:育休中の副業は制度を理解して無理のない範囲で始めよう

育休中の副業は、就業日数・時間・雇用形態のルールを守れば、給付金への影響を抑えながら収入を増やせます。
大切なのは、「働けるかどうか」だけでなく、自分の生活リズムや保活の状況に合わせて無理のない働き方を選ぶことです。
Webライティングやオンラインアシスタントなど、すきま時間で取り組める副業から始めれば、育児と両立しながら少しずつ経験を積んでいけます。
まずはクラウドソーシングサイトに登録し、興味のある案件を眺めてみることから始めてみてはいかがでしょうか。
現場で通用する応用力を磨きたい方は、プロの講師から直接フィードバックが受けられるスクールも検討してみてください。

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