ポートフォリオと聞くと、「自分には難しそう」と思っていませんか?
ポートフォリオは記事になった作品を載せる場だけでなく、これから活躍したいライターの自己アピール資料です。
この記事では、初心者や未経験のWebライターでも作りやすいポートフォリオの型を紹介します。すでにポートフォリオを作成した方に向けても、さらなる改善点がないか見直せる内容になっています。仕事につながる書き方や、掲載のコツなどヒントが満載です。
Webライターのポートフォリオとは

Webライターにとってのポートフォリオとは、クライアントに提示する履歴書や名刺に該当します。Webライターを目指すなら早い段階から作成しておくと、より自分の得意ジャンルでの案件獲得に繋げることができるでしょう。
ポートフォリオは「履歴書」であり「名刺」
クライアントがWebライターに仕事を依頼する際に一番重視することは、どんな文章が書けるかということです。クライアント側は過去に書いた記事を読んで、あなたに仕事を依頼するか判断します。一見ライターと関連がないように思われる経歴や趣味のプロフィール情報も、クライアントの目に留まれば新しい受注に繋がるかもしれません。
クライアントへのアピールの場
ポートフォリオは、あなたの実績を取りこぼしなくアピールできる場です。すでに実績のある方は掲載された記事のURLをまとめたり、検索上位の情報を盛り込みましょう。実績のない方でもサンプル記事の提示の場として使用できます。
受け身の受注に繋げる
ポートフォリオは、クライアントからスカウトされる機会を増やすことにも繋がります。もしSNSアカウントがある場合は、プロフィール欄にポートフォリオを公開してみるのが手軽な方法です。
Webライターがポートフォリオに載せるべき5項目

クライアントに自分をアピールするために、Webライターがポートフォリオ内に載せるべき5つの情報をお伝えします。もし転職活動用に作成する場合は、最後に志望動機や会社へ貢献できることも書き加えて提出しましょう。
自己紹介
名前やペンネームのほか、経歴、保有資格の情報を載せましょう。可能であれば年代、性別等の情報も記載することで、クライアント側はあなたの人物像が想像しやすくなります。
また、視覚的な情報としてアイコンも有効です。実際の写真やイラストなどで、クライアントへ雰囲気を伝えることができます。
得意ジャンルや専門とするスキル
得意ジャンルを明記すると、さらにクライアントへのアピールに繋げることができます。 得意ジャンルがまだ定まっていない場合は、執筆経験のあるジャンルや、知識のあるテーマを明記しましょう。
実績紹介は得意ジャンルの後で紹介につなげると、流れがスムーズです。実績の紹介は、記事のジャンルを明記したり、ジャンルごとに記事をまとめておく等の工夫でクライアントにも読まれやすくなります。
対応できる業務範囲
この項では、あなたが執筆以外にできる業務を書きましょう。
次の様な業務スキルがアピールにつながります。
- キーワード選定
- 図解の作成
- 写真撮影
- 取材
- WordPress入稿
対応できる業務範囲によっては、追加で業務依頼を受けられる可能性もあり、単価アップが期待できます。
参考価格
参考価格の情報は、「文字単価◯円〜」のように分かりやすく記載しましょう。価格情報はクライアントが依頼を決めるのにとても重要な項目です。
目安は次の様になります。
- 初心者など修正が多く見込まれる記事:0.5〜1円程度
- 同じ修正を繰り返さず修正が少ない記事:1〜2円程度
- 専門性のある記事:数円〜10円程度
あまり高い金額を設定すると、受注が取りにくくなるため注意が必要です。
連絡先
依頼を受ける場合の連絡先をいくつか記載しましょう。最低でも2種類の連絡先を記載しておくと、クライアントの連絡ツールに対応できる可能性が高まります。
メールアドレスを記載する場合は、迷惑メールの受信設定を確認してから載せましょう。多くのライターは以下のような連絡先を掲載しています。
- メールアドレス
- SNSアカウント
- 問い合わせフォーム
さらに、「24時間以内に返信可」のような文言を付け加えておくと、クライアントに安心感を与えることにもつながります。
実際のポートフォリオ見本はこちら
Webライター講座「ライキャリ」の受講生が実際に作成したポートフォリオです。

未経験でも作れるポートフォリオの6ステップ

この記事では、noteでポートフォリオを作る場合の6ステップを紹介します。noteは無料で作成でき、閲覧者も多く、まず作ってみたいという方におすすめのブログです。
noteのほかにも、PDFやWordPressで作成するWebライターもいます。
noteのアカウントを作成する
まず始めに、アカウントを作成しましょう。無料でインストールでき、メールアドレスやX(Twitter)、Appleアカウントのいずれかで登録できます。
自己紹介を書く
自己紹介欄として、クライアントに届けたい自分の情報を公開します。名刺代わりであることを念頭に必要な情報を盛り込んでいきます。
項目のテキストを見出しに設定することで、最後には目次を作成できるようになり、スッキリとした印象になります。
ポートフォリオ内に記事を設置する
自分の実績として紹介したい記事は、5つ以上を目安に載せましょう。
noteでは、記事のURLを埋め込みという設定で表示すると、アイキャッチ画像が付いた記事のリンクが作成できます。画像が加わることで格段に見やすくなりす。
ハッシュタグを設定する
Webライターのポートフォリオであれば、「#Webライター」「#ポートフォリオ」のようなハッシュタグを使用するのが一般的です。
SNSにURLを設置する
ポートフォリオが完成したら、あなたのSNSにもURLを載せてみましょう。SNSは、多くの人の目に触れる機会を増やすチャンスです。投稿内容とポートフォリオのテーマが一致していると、クライアントの信頼にも繋がります。
継続的に記事を増やす
長期的に記事を増やし、ブログとして内容を充実させていきましょう。同じテーマの関連記事を増やすと、読んでほしい記事への誘導ができるようになり、SEO効果が期待できます。
ポートフォリオ作成時に初心者が注意すべきポイント

特に初心者のWebライターにありがちな注意点を3つ紹介します。
初心者であることを書かない
「初心者」や「未経験」というワードは使わないようにしましょう。クライアントに、この人に任せるのは不安だと思わせてしまい、案件が獲得しにくくなってしまいます。
書くことに悩んだら、長期的に取り組んでいることや趣味を書くと、その経験を活かした案件に繋がりやすいです。
メディア公開された記事は、使用権を確認する
メディアに公開されている記事では、著作権がクライアントに移っている場合があります。事前にポートフォリオへの掲載可否についてクライアントへ確認しておくと安心です。
3)定期的に更新する
長期間にわたり更新されるポートフォリオは、クライアントに継続力をアピールできます。ほかにも、ライター活動に積極的な印象を与えられます。作って終わりにしないことが大切です。
ポートフォリオは日々の積み重ねでさらに良くなる
ここまでWebライターにポートフォリオの作成が必要な理由や、初心者でも作れることを紹介してきました。
「ポートフォリオはまだ早い」と思っているとチャンスを逃してしまいます。毎日の少しずつの積み重ねが、クライアントにとっても魅力的なポートフォリオになるのです。
ポートフォリオ作成の6ステップを参考に、毎日1ステップずつ実行してみましょう。noteなどで公開すれば待ちの営業ができるので、思わぬ案件獲得につながるかもしれません。
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