仕事が辛いのは甘え?鬱になる前に辞めるべき?心を壊す前にできること

現在の仕事に対して不満やストレスを感じることは、誰にでも起こり得ることです。感情に基づいて即断する前に、理由を深く掘り下げて、適切な解決策を模索することが重要となります。

今回の記事では、実際に転職を2回経験している筆者が、仕事は辛いけれど辞めるか悩んでいる方へ向けた、辞める前に考えるべきことを解説します。

目次

「仕事を辞めたい」と感じる要因

頭を抱えている男性

仕事を辞めたいと感じる要因はさまざまです。給与や昇給に関する不満、正当な評価を得られないこと、業務内容や人間関係に起因するストレスなど、それぞれの要因が働く環境において重要な役割を果たします。

仕事を辞めたいと感じる要因別にご紹介します。

給与などの待遇面に対する不満

給与や昇給の面での不満は、仕事を辞めたくなる理由のひとつです。他の同じ仕事をしている人たちと比べて、もらえるお金が少ないとやる気が出なくなりますよね。

お金は、仕事を頑張るモチベーションになる大事な要素です。頑張った分のお金がもらえることで、仕事をしていて充実感や満足感を得られます。

これらのことが改善されないと、働く人は不満に思うことが増えて、他の仕事を探すきっかけとなります。

仕事で成果を出しても正当に評価されないことによる不満

仕事で一生懸命成果を上げても、それがきちんと評価されないのは非常に悲しく、不満が募る要因です。

たとえば、プロジェクトで重要な役割を果たし、成果を出したにもかかわらず、上司や同僚からの評価が思ったようにいかないことがあります。

納得できない評価が続くと、モチベーションは下がり、仕事へのやる気にも影響を及ぼします。

公正な評価を受けることは、成長にもつながる重要な要素です。良い評価が得られないことは、持続的な不満やストレスの原因だけでなく、自身の成長の妨げとなります。

業務量や仕事内容に対する不満

過剰な業務量や自分に合わない仕事内容は、最初は仕事だからと割りきれても、長期間となると、気づかぬうちにストレスが蓄積されています。

仕事内容に興味が持てない・向いていないと感じることは、「仕事を辞めたい」と思う大きな要因となることが多いです。

人間関係のストレス・ハラスメント

精神的なストレスがダントツで大きいのは人間関係の悩みです。

コミュニケーションがうまく取れないことをはじめ、自分が傷つくような言葉や態度を示す人と向き合うことは、大きいストレスとなります。

筆者は2社目の会社で上司から日々傷つく言葉や正当な評価をされず、悩んでいました。

しだいに会社に出勤することが怖くなり、精神科を受診した結果は、適応障害です。

まさか適応障害という診断を受けるとは思いもよりませんでしたが、どんなに健康体でも、人間関係の悩みはそれほどまでに心身に影響を及ぼします。

鬱症状が出る前に医師へ相談しよう!

デスクで頭を抱えている男性

まずは、信頼できる上長に現在の状況や感じているストレスについて相談することが重要です。

口に出して伝えることで、職場の改善策が見つかる可能性があります。

上司へ相談

まずは、上司に現在の状況や感じているストレスについて相談することが重要です。

もし、上司からのハラスメントに悩んでいる場合は、信頼できる同期や先輩に相談しましょう。

気持ちを伝えることで心がスッキリとするだけでなく、第三者目線からの意見を聞くことができるので、俯瞰して物事を考えられます。

人事へ相談

人事部門は、社員の問題解決をサポートするための役割をもっています。

公正な対応を期待できるため、状況を説明して相談しましょう。

ただし、公平だからこそ悩みの種である相手にも中立な立場です。相手に言われた言葉や日時等、情報を整理しておきましょう。

エビデンスがあると、人事も対応しやすくなります。念のためボイスレコーダーで相手との会話を録音しておくのもおすすめです。

精神科を受診

上司や人事へ話すことが怖いと思ったら精神科を受診しましょう。

親身に話を聞いてもらえて、あなたの味方になってくれます。

精神科は少しハードルが高く感じ、「まだ頑張れる」、「もう少し辛くなったら受診しよう」と受診を後回しにしてしまう方は多いのではないでしょうか。しかし、重症化した後では取り返しがつかなくなります。

専門家に話を聞いてもらうことは大変重要です。

今後どのようにしたいのか、医師と一緒に考えられますので、重症化する前に必ず受診しましょう。

早めに受診することで、回復も早く、休職をせずに済む可能性は十分にあります。

辞めたいのに辞められないのはなぜ?

悩んでいる男性

「仕事を辞めたいのに辞められない」という心境に陥る理由はさまざまです。

転職を考えているものの、行動に移せていない人の要因を解説します。

転職先が決まっていない

転職先が決まっていないと、辞めることに対する不安が大きくなります。

次の職場を見つけるまで、現職に留まる選択をする人が多いです。

しかし、転職先が決まっていないまま退職し、新しい転職先を見つける方が合っている人もいます。

筆者も転職を2回経験していますが、2回とも仕事を辞めた後に、正社員として雇用されています。

仕事を辞めてからの方が、集中して転職活動ができるという点はメリットと言えるでしょう。

年齢に対する不安

年齢を重ねると、再就職が難しいと感じることがあります。

とくに新しい職場での競争や技術の変化についていけるか不安になることがあります。

経験があるからこそ、求められるスキルや知識に追いつくためには時間がかかるでしょう。

また、若い人に比べて体力や柔軟性が足りないという自信のなさもあります。そのため転職を考えても慎重になるのは自然なことです。

年齢による不安を解消するためには、自分のもつ経験や知識を生かせる職場環境を探すことが重要です。

また、新しいことに挑戦する意欲や学習能力を示すことで、年齢による不安を少なくできます。

自分の強みを理解し、それをアピールできるように準備をしておくことが、再就職を成功させるための鍵です。

長く働いてきた経験は、何にも代えられない財産なので、自信をもって転職活動をしましょう。

経済的な不安

経済的な不安から、仕事を辞めたいと思っても辞められないことがあります。

収入が途絶えることへの不安が、その一番の理由です。

家族を支える責任や日常生活の費用を賄うためには、安定した収入が必要となります。

また、失業時の不安定な状況や、新しい職場での収入が不確定であることも、辞めることをためらわせる要因です。

経済的な不安を軽減するためには、貯金や生活費の計画を見直し、不測の事態に備えることが重要です。

また、安定した収入源を確保するために、現在の職場でのスキルアップやキャリアの見直しを考えることで転職時に強みになります。

自分の経済状況をしっかりと把握し、リスクを最小限に抑えながら、新たな一歩を踏み出す準備を整えましょう。

仕事を辞める際の具体的なステップ

パソコンの前でスマホをいじっている女性

仕事を辞める際の具体的な手順について理解することは大切です。

退職をするための具体的なステップを知り、しっかりと準備をすすめましょう。

退職届を提出する

退職を決意したら、上司に報告後、正式な退職届を準備することが必要です。

この書類には、退職日や退職理由を明記します。退職理由を具体的に書く必要はありません。

会社都合の退社でなければ「一身上の都合」と記載しましょう。

退職届は、自身の決意を誠実に伝える大切な手段です。

退職届が受理されれば、組織内での退職手続きが始まります。

できる限り退職する3ヶ月前に上司に報告しましょう。

法律上では2週間前に退職届を提出したとしても退職することは可能です。

早めに報告をすることで人事も余裕をもって手続きができ、職場との関係を良好に保ちながら、次のキャリアへの移行準備ができます。

引き継ぎを行う

退職する前に、業務の引き継ぎをしっかり行うことが重要です。新しい担当者がスムーズに業務を引き継ぐために、以下のポイントを意識しましょう。

引き継ぎの第一歩は、業務の全体像を明確に整理することです。重要なファイルやドキュメントを整理し、関連する情報をすべて共有します。

次に、注意が必要なタスクやプロジェクトについて詳細を説明しましょう。進行中の課題や未完了の業務は、途中参加することになるためしっかりと説明することが重要です。

最後に、新たな担当者との面談を設定し、疑問点や不明確な部分を解決します。

引き継ぎを丁寧に行うことで、職場への感謝の意を示しましょう。

退職後の手続きを行う

退職後に必要な手続きについてご説明します。まず、失業保険の申請です。退職後すぐに行いましょう。

失業保険は、一定期間の収入保障を受けるための制度です。筆者も失業保険を受け取りながら就職活動を行いました。

次に、健康保険の手続きも忘れずに行いましょう。健康保険は、健康状態に関する医療費の一部を補償するためのものです。

これらの手続きを計画的にすすめることで、新しいスタートをきる準備が整います。退職後の手続きは、経済的な安心感を得るためにも重要ですので、早めに対応するようにしましょう。

Q&A

パソコンを操作している女性

転職に関するよくある質問をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

仕事を辞めたほうがいいサインは?

仕事を辞めるべき良いサインにはいくつかのポイントがあります。

まず、持続的なストレスや不安感が日常的に現れる場合、それは大きなサインです。

たとえば、職場の人間関係が悪化しており、解決が見込めない場合や、業務内容が自分のスキルや興味と合わない場合も考えられます。また、身体的または精神的な健康に悪影響を及ぼすような過重労働や過労感も重要な要素です。

さらに、組織の将来性に対する不安や、給与や福利厚生が業界の平均よりも著しく低い場合も考慮すべきです。抱えている悩みが改善されることはないと感じる場合、新たな職場を選択肢として真剣に検討することをおすすめします。

自分の幸せや健康が最優先であることを理解し、適切な判断をすることが重要です。会社へ行きたくても行けない、行くのが怖いと感じるようになる前に行動しましょう。

退職理由1位は何ですか?

退職理由は、ライフスタイルや年齢によってさまざまですが、厚生労働省の令和2年転職者実態調査の概況調査では、「労働条件が良くなかったから」が28,2 %で最も高い結果となりました。その次に「仕事内容に満足できなかったこと」、そして「賃金が低かったこと」が挙げられています。

男性の場合、とくに「満足のいく仕事ではなかったから」、女性では「労働条件が良くなかったから」が最も多い結果となりました。

参照:https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/6-18c-r02-2-02.pdf

まとめ

仕事を辞めたくなる理由は多くあります。お給料が少ない、仕事内容が合わない、上司や仲間とうまくいかないことなどが主な原因です。悩みが解決されないと、やる気が出なくなったり、新しい仕事を探すことになるかもしれません。

大切なのは、自身の心に正直になること。そうすることで、後悔しない決断ができるようになります。仕事を辞めることは、決して甘えではありません。

皆様の転職がより幸せなものとなることを心から願っています。

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